ANAホールディングス(9202)の株価を分析。
ANA株の買い時について考察してみました。
ANA株の購入を検討されている方の参考になればと思います。
- ANA株の買い時はいつ?結論から
- ANAの事業内容
- ANAの株価データ
- オリンピック開催地が日本に決まった2013年からは右肩上がり。
- ANAの株主優待
- ANAの最終利益の推移
- 飛行機利用客の推移
- ANAの一株あたり利益の推移(EPS)
- まとめ
ANA株の買い時はいつ?結論から
ANA株の買い時は「今」
- 株価に割高感無し
- 最終利益、今期過去最高達成
- 地震などの外的要因で株価が下落中
- 長期のチャート的には下値を切り上げて上昇中
- なんといってもオリンピック特需ど真ん中銘柄
ANAの事業内容
売上の75%が航空事業。
(参考データ:2018年3月期決算資料)
「飛行機」のイメージが強い「ANAホールディングス」ですが、実際イメージ通りでしたね。
意外とイメージとは違って様々な事業をしていたりするのですが、ANAという会社はほぼ航空関係の事業で成り立っている会社です。
ちなみにANAは国内の航空業のシェアNo1です。
ANAの株価データ
2018/09/13
株価:3,805
PER:12倍
PBR:1.2倍
10年チャート
オリンピック開催地が日本に決まった2013年からは右肩上がり。
1年チャート
最近、関西空港や新千歳空港が地震の影響を受けており、利益の伸びが期待できないのではないかということで株価が下落中です。
こういうのは時間が経てばまた株価は戻りやすい傾向にあります。
結果、あとから「あのとき買っておけば良かった・・・」となるよくある例です。
決算をごまかしていたなどの企業に問題がある場合は株価は戻りにくいですが、今回のような外的要因の場合は株価は戻りやすいです。
もっと安く買いたい!と欲張りな人はウォッチリストにいれてANA株の買い時を見定めましょう。
ANAの株主優待
ANAの株主優待で国内線の料金が半額になるチケットがもらえます。
「半額!?すごい!」
となるのですが、普通料金から半額となるので実際はそこまで安くはなりません。笑
ANAの最終利益の推移
2015年:392 億円
2016年:781 億円
2017年:988 億円
2018年:1,438 億円(過去最高)
2019年:1,020 億円(会社予想)
2019年の売上は過去最高を更新予定だが最終利益は減益予想。
オリンピックの連想買いだけでなく、実際に企業としても業績を伸ばしています。
成熟しきったこの業界で利益を伸ばしているのはすごいですね。
飛行機利用客の推移
▼国内線旅客
▼国際線旅客
参照:https://www.ana.co.jp/group/investors/financial/financial_statistics.html
国際線の旅客数が右肩上がり。
ここ数年、街を歩いていても外国人が多いなーと感じていましたが、データで見ると本当に利用客が増えていますね。
国内はびっくりするほど横ばい。笑
ANAの一株あたり利益の推移(EPS)
2015年:112
2016年:224
2017年:282
2018年:417(過去最高)
2019年:304(会社予想)
※株式分割考慮
2019年の予想ではEPSは下がるものの、配当金は増配予定。
ANAの配当金は
2018年:60円
2019年:70円(会社予想)
となっております。
配当金がEPSより高い場合は無理して配当を出していることになります。
2019年予想で計算すると7000円(配当金)+17,000円(優待)=24,000円
EPSが30,000円なので問題ないでしょう。
(優待の金額に関してはかなり振れ幅があるのでざっくり17,000円で計算しました。)
まとめ
あまりクセのない人気銘柄ですね。
業績もなんだかんだで今期過去最高を達成しているのは評価できると思います。
とにかくオリンピック特需で連想しやすい銘柄なので市場の雰囲気で爆上げには期待できると思います。
優待もありますし、かなり初心者向けですね。
NISAでとりあえず100株買っといたら?といえる銘柄ではないでしょうか。
2020年の会社予想の売上高に期待ですね!
以上。